読書 肉体の悪魔

ラディゲ 肉体の悪魔 _01

第一次大戦の前後、15歳の少年が19歳の新妻マルトに出会い、愛(不倫)に堕ちる

マルトの夫は戦場にいる

状況は単純かつ劇的、そして主人公の少年の告白に表現される恋愛心理の分析は、残酷なほど鋭利さを極めている

ガラスケースの中にチーズがあり、戦争がガラスを割り、猫がチーズを食べたのだと比喩する

驚くべきは、作者ラディゲの14歳の時の恋愛体験を、同じく16歳のラディゲが書いていること

早熟の極みである

ラディゲは、わずか2つの作品でフランス文学界の寵児となり、その直後にカキを食べて腸チフスになり、20歳で夭逝する

あの三島由紀夫が激賞した作品

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